piyoの山歩き

Sunday, August 05, 2007

後立山~裏銀座~黒部湖縦走

2007年7月29日~8月3日
6泊7日で北アルプスをテント縦走しました
扇沢→針の木雪渓→針の木小屋→蓮華岳→北葛岳→七倉岳→船窪岳→不動岳→南沢岳→前烏帽子岳→三ッ岳→野口五郎岳→真砂岳→水晶小屋→岩苔乗越→三俣山荘→岩苔乗越→水晶小屋→水晶岳→温泉沢の頭→赤牛岳→奥黒部ヒュッテ→平ノ渡→平乃小屋→ロッジくろよん→黒部ダム
(とりあえず全部書いてみた・・・)


7/28(土)久しぶりの長期縦走。前日はウキウキしながら準備。とにかく軽く!



7/29(日)晴れのち曇り 扇沢(6:00)→針の木小屋(10:30)



晴天のもと、針の木大雪渓をザクザク登る。雪がやわらかいし、たくさん人が歩いているので登りにはアイゼンはいらない感じだった。でも、ノドの辺りはやっぱり急なので、下るとしたらアイゼンは必要かな。12本爪を使っている人も結構いた。

針の木小屋のテント場にはオイラ一人のみ。景色はいいけど、発電機の音がうるさかったなー。


7/30(日)雨のち曇りのち雨 針の木小屋(8:10)→船窪小屋のテント場(15:00)


朝起きると、何だかパラパラ雨の音。うー、やだなーと思いながらゴロゴロしてたら、7時ごろに雨がやんでくれたので、のんびり起きて朝ごはんと出発の準備。
蓮華岳へ登る途中から、振り返って針の木小屋を眺める。小屋の向こう側(針の木岳の方)にテント場がある。


蓮華岳山頂!何となくガスっぽくて展望は無かったっす。


蓮華岳山頂直下のコマクサは満開でした!キレイ!

「蓮華の大下り」は、逆コースだと苦しいナーと思うよ。下りはそうでもなかった。

それより、下りきった北葛乗越から北葛岳への登り返しの方がしんどかった。

北葛岳山頂。ここも展望無い。グスン。

ここから下ると七倉乗越。この乗越の前後は、スゴクスゴク急な斜面(というか崖?)で、すっごく怖かった。

かなりヘロヘロで七倉岳山頂に到着。キャンプ場まであと15分って書いてある。もう一息頑張るゾー!


15時に船窪小屋のテント場到着。だれもいない。500円払いたいけど、小屋からすごく遠いなーと思いながらテントを張ってると、雨がざーっと降り出して、テントに避難。ギリギリセーフ!あとはずーっとテントの中でだらだらしていた。

19時ごろ、もう一人テント場にやってきた。たった2張りなのに、オイラのテントのすぐそばにテントを張ったみたいで、うるさい。21時頃にラジオを聴きだして、ますますうるさいよー。でもいつの間にか寝ちゃいました。

7/31(月)晴天 船窪小屋のテント場(6:45)→烏帽子小屋(16:00)

 うるさいテントのおっちゃん(姿を見てないけど、時々あーとかうーとか言っている声からおっちゃんと思われる)は、幸い6:00頃に出発していった。オイラはその後朝ごはんを作って撤収。撤収している間に、船窪小屋の手伝いのおじちゃんと、その知り合いという小屋泊まりのおばちゃんが水を汲みに来た。ラッキー!テン場代500円を払った。ここのテント場は、以前に小屋があったところなんだって。おばちゃんによると小屋のゴハンはすごく美味しかったらしい。オイラもいつか泊まってみよう。

この船窪岳山頂直下に超恐怖の場所があった。幅30cmくらいの丸太の足場の両側が崩壊しているところ。実際に渡る時は、ロープもあってそんなに怖くなかったんだけど、遠くから見ると地獄のように怖そうに見えた。


船窪岳第二ピーク。


やっと不動岳。かなりヘロヘロ。

そして、やっと南沢岳山頂。いやー、昨日の蓮華岳からここまではマジにしんどかったー。
行っても行っても、登って下っての繰り返し、しかもその斜度が半端じゃなくきつくて、まるでクライミング状態のとこが至る所にあった。まるで修行のような道。ホントに大変だったー。
しかもピーカンで暑いのに水を1Lしか持ってなくて、一度に2口ずつくらいしか飲めなくて、もう地獄の苦しみじゃ。

南沢岳頂上直下のコマクサ群落。斜面がピンク色に染まるくらいの満開だった。綺麗かったー。

コマクサとオイラ。
南沢岳から先は、これまでの地獄の修行の道からガラッと変わって、平和で楽しい稜線歩きだった。
烏帽子田圃。青い空と緑の葉っぱとあちこちに可愛い池。なんつーか、天国ってこんなとこかなーってくらいの楽園のようなとこだった。

烏帽子小屋に着いたら、たっかいみかんジュース(1本400円)を2本一気飲み。あとは桃の缶詰やポカリやパンや水を仕入れて、テント場でテントを張った。
高瀬ダムからブナ立尾根を登ってきている人が多くて、烏帽子小屋は賑わってた。テント場も、10張り以上。高校生の団体もいた。
夕方になっても風も無く、穏やかで晴れててホントに気持ちイイ日だった。
それにしても今日は疲れた。おやすみなさーい。

8/1(火)晴天で強風 烏帽子小屋(6:30)→三俣山荘(15:05) 

おし!今朝もいい天気だ!楽しく撤収し、出発。
今日は小屋もたくさんあるし、水の心配は無い。
ちょっと風が強いけど、楽しい気分がそがれるほどじゃーない。
烏帽子から野口五郎までの道は、平和で楽しい道だった。ホントに楽しかったなー。野口五郎でジュースを買い、のんびり一休み。
野口五郎からもサクサク歩いて、水晶小屋着
水晶小屋は綺麗だった。パンと牛乳のセット500円也(別々に買うと600円)でのんびり休憩。
まだ昼だしテントを張りたいので、今日は三俣山荘まで行くことにする。
水晶小屋は混みそうだしね。
三俣山荘へは、岩苔乗越経由で行くことにした。鷲羽岳は前に登ったことがあるし、明日に備えて体力を温存したいので。
途中の沢で顔を洗う。気持ちよかー。
「ここが黒部川の源流だよ」っていう標もある。でも、ココだけじゃなくて、この辺りも雲の平の辺りも、もちろん針の木小屋辺りとかも全部源流なんだよなー。
三俣山荘へは15:05着。展望喫茶でカレーでも食べたかったんだけど、喫茶の営業は15時まで。タッチの差で営業終了。がっくし。
でもま、いいか。天気いいし、テント場でのんびりゴハンを作ることにしよう。ここでも高いジュースや高いりんごを仕入れる。
テント場はかなり賑わってる。一昨日までの針の木や船窪とは大違いだ。こういう楽しい雰囲気もいいなー。
テントから鷲羽岳が見えます。おー、気持ちイイ!
明日は早立ちしなくちゃ。おやすみなさい!

8/2(水)晴れのちガスのち晴れ、強風 三俣山荘(4:30)→奥黒部ヒュッテ(16:00) 

どうも台風が近づいているらしい。でも、三俣山荘のテント場は風も穏やかで、8/2の朝も晴れていた。
これまでの日程は、朝はゆっくり出発してたけど、今日は読売新道のながーい下りがある。なので、暗いうちに起き出して準備をし、夜明け前に出発した。
岩苔乗越コースは、残雪のため通行禁止となってる。でも、昨日通ったし、体力と時間の節約のため、岩苔乗越コースをとることにした。確かに一部雪渓を歩くところがあるし、雪渓のせいで登山道が塞がっていて巻いて通んなくちゃいけないとこもある。迷う可能性もあるし、道じゃないところを踏み荒らされる可能性もある。だから通行禁止なのかな?
実際に通ってみると、昨日の午後より雪渓が融けている!たった一晩なのに!こりゃ危ないかもね。
で、稜線に出ると、風が強い!台風の影響かなー。
槍ヶ岳付近の稜線は黒い雲に覆われていて不気味な雰囲気。
水晶小屋からは水晶岳がよく見えていたのに、みるみるガスが湧いてきて、山頂に着く直前にガスに巻かれてしまった。
水晶岳山頂。暗いガスで展望ゼロで強風で、だれもいない。おかあさーん、こわいよー!
でも、水晶岳を通り越して温泉沢の頭に向かう途中で、ばーっとガスが晴れてきた。というか、強風でガスが吹き飛ばされている。
雲がすごいスピードで移動していて、どんどん景色が変わる。時々霧雨のようなしぶきかかるかと思うと、また晴れる。めまぐるしい。
で、こんな景色が見れた!進行方向左手に薬師岳が見え、虹がかかっている。左下には高天原温泉の赤い屋根があって、なんかかわゆい感じ。うおー!
こんなステキな景色なのに、人っ子一人いないので、感動を分かち合えないよー。
水晶岳~温泉沢の頭~赤牛岳の間は、だーれにも合わなかった。
ずーっとペンキマークがついてるので、それを外さなければ大丈夫だけど、花崗岩ゴロゴロの場所で一瞬見失って、コースを外れちゃった。あれ?と思って、ペンキがあるとこまで戻ったんだけど、ちょっと焦ったね。
そして、風が強い!温泉沢の頭から赤牛岳の間には、闇テントの跡がいくつかあったけど、もしも昨晩テントを張ってたら、吹き飛ばされてたかも。三俣山荘に泊まって良かったよ。
ヘロヘロになって赤牛岳山頂着!すると、何と、読売新道を登ってきたおじさんに会った。すごいなー。オイラの前に2人だけ歩いているらしい。

赤牛岳山頂から、海が見える!気持ちイイ!
これから向かう黒部湖もキレイに見えました!

赤牛岳からの下りは、こんな感じだった。
①頂上直下のザレ場の下りは非常に恐怖だった。足を滑らすと、数百メートル滑落して一巻の終わりです。
②奥黒部ヒュッテまでを8分割して、「7/8だよ」とか、「3/8」とか標識があるのがすごく励みになる。
③5/8のところにロボット雨量計があるんだけど、なぜかそこではFOMAのアンテナが3本立って、電話を使えました。他の稜線上は圏外ばっかりだったんだけど。
④今日は、数日雨が降ってなかったおかげで道が乾いていてとても歩きやすかった。もしも濡れてたら、かなりかなり大変だったと思う。
⑤2/8のところで食べた桃の缶詰(烏帽子小屋からしょってきた)が、人生の中で一番美味しい食べ物だった!!ホントにおいしかったー!!

奥黒部ヒュッテのテント場は、白砂でとーっても気持ちがよかった。小屋に泊まった人によるとお風呂に入れて、ゴハンも美味しくて、空いていて、サイコーだったらしい(一人一部屋だったって。ちなみに昨日の水晶小屋は1畳に2人だったそう)。
今日読売新道を歩いたのは、下りがオイラを入れて3人、登りは赤牛岳山頂で会ったおじさん1人きりだったらしい。台風が近づいてるせいで少ないのかな?
明日は最終日。おやすみなさーい。

8/4(金)曇り時々晴れ 奥黒部ヒュッテ(7:30)→黒部ダム(14:30) 

奥黒部ヒュッテから、平の渡までは、下調べどおりハシゴがあちこちにある。でも、危ないところはちゃんと手すりがついていたりして整備されていて、恐怖の場所は無く、アスレチックみたいに楽しく歩けた。
船の時間は10:20だったんだけど、9:30には船着場に着いてしまった。のんびり待つことにした。
青空が見えて、そよ風が吹いていて、すっごく気持ちイイ。
待っていると、かわゆいけどちゃんとした船が近づいてきました。

船がやってきた!白くて可愛い。
定員25名らしいけど、この日に乗ったのはオイラを入れて3人のみ。
船長さんは、日焼けしたナイスガイのおじちゃん。

船を待ってた船着場は、丸太を組んでつくったハシゴみたいなとこ。元の船着場はコンクリートで出来ていたんだけど、ずたぼろに壊れてました。
船長さんは釣りをしながら操縦してた。ホントに釣れるのかなーと思ってたら・・・・

釣れたー!!!結構大きなイワナ。でも、小さいからってリリースしてた。すごーい!!
15分くらいで対岸に到着。船長さんは、平乃小屋の人でした。小屋でジュースを買った(ここまで来ると300円まで安くなっている)。すると、小屋の人がチョコをくれた。平乃小屋は、数年前に立て替えたらしく、ログハウス風のステキな感じ。雰囲気も良くて、いつか泊まってみたいと思う。
平乃小屋から黒部ダムまでの間も、ハシゴや木の足場が多い。メンテが大変だろうなーと思う。頭が下がるよ。
時間はかかったけど、道が乾いているおかげで楽しく歩けた。
そして、段々ダムが見えてきて、ロッジくろよんを通り過ぎると、ついに黒部ダム到着!!!
ダムの上から赤牛岳方面を眺める。台風の影響か、黒い雲が広がってきた。
あんな遠くから歩いてきたんだなーと感無料。
レストハウスでのんびりうどんを食べたりしてから、トロリーバスで扇沢に戻り、大町の薬師の湯で6日間の垢と臭さを綺麗さっぱり流して着替えて(気持ちよかー!)、帰りました。
大充実の山だったなー。
こっから参考データ
①6日間のメニュー
 朝は、粉末スープでつくったスープ。前半は、スープ+パンかカロリーメイト。後半は、スープのみ
 行動中は、アーモンドチョコ。1日1/3~1/2箱相当。
 夕食は、水で戻したアルファ米に下記の味付けして炒めたゴハン。
  1日目:無印良品の五目炒飯
  2日目:1日目と同じ
  3日目:永谷園の炒飯の素
  4日目:永谷園の五目炒飯の素+フリーズドライの中華丼の具(美味しい!)
  5日目:無印良品のタイカレー風炒めゴハンの素(辛いけど美味しい)
②使ったガスの量
  6日間で110g(料理と、5日目だけ1時間程度ランタンを使用)
③使ったお金
  合計4万円程度
 内訳
  ガソリン 6千円くらい
  高速料金 1万円くらい
  薬師の湯 600円
  高速のSAで使ったのは、5千円くらい
  小屋で1万8千円くらい
   テント場代 1日500円
   水 買ったのは8L
   コーヒー 1杯 
   ジュース  10本くらい
   桃の缶詰 1個
   パン 3個
   テレホンカード 1枚(三俣山荘にて)
   りんご 1個
   牛乳 1本

Thursday, June 14, 2007

根子岳 山スキー

2007年2月3日-4日

根子岳をのんびり山スキーで楽しんだよ!


山頂にて!超天気がいい!!!気持ちイイよー!ヤッホー!!!



北アルプス南岳小屋番さんのさかもとさんが「みんなで山に行きましょう!」という根子岳山スキー&スノーシューハイク企画をやってました。
いつもHPを見て楽しんでるんで、実際にさかもとさんに会ってみたくなって山スキーに参加しました。

1日目は、「てんとう虫の宿」に泊まって、近くの広々した斜面でピクニック&軽く一滑り。すごくいい天気なんで、ヘリスキーのヘリが飛びまくっていて少々うるさかった。 今、根子岳はヘリスキーが流行ってるらしいんだけど、ヘリスキーだと専用のコースを滑り降りてこなくちゃいけなくて全然面白くなさそう。
やっぱ、自分の足で登って、自由に滑り降りなくっちゃ!

本番の根子岳へは、2日目にチャレンジ!
スキー場のリフトの終点は、広々した広場。そこでシールをつけてハイクアップ開始!

最初はガスがかかってた。そのおかげで、ヘリが飛べないらしく、静かな山。

ヘリスキー用のスキーコースをひたすらスノーシューの人たちとペースを合わせてモクモクと登っていく。モクモクモクモク。

そうして、もうすぐ山頂という頃にだんだん空が明るくなってきたナーと思ってたら、お?お?お?

青空がパーッと広がって、北アルプスが良くみえタヨ!ワーイ!

もうみんなで歓声を上げちゃったよ!あとはルンルンで山頂まで一登りし、てっぺんでゆっくり時間をかけてランチ。 危険なところはどこにも無かったし、超平和な登りだった。

山頂は人がいっぱい!


写ってる人の一部が、一緒に登った人たち。今日は天気がよくって、たくさんの人たちが登ってきてました。ウェアがカラフルだね!

この辺りはもともとそんなにいっぱい雪が降るところじゃないし、フカフカの深雪パウダーでは無かったけど、さかもとさんが雪が多めに積もっている斜面を選んでくれたので、楽しく下まで滑ってこれたよ。
可笑しかったのが、スノーシューハイクの人たち。
ワーワーいいながら、スノーシューでわしわし駆け下りてくるので、のんびり滑り降りている山スキーとそんなに時間差無く降りてきたのにはびっくり。あれはあれで楽しそう。

真正面から見える斜面ではなくて、山頂から見て少し右寄りにコースをとるようにして(ゴルフ場のクラブハウスが目印かな?)シュプールをつけました。

イヤー、ホントに平和で楽しい山スキーだった。
楽しいばっかりで、ちょっと物足りなかったけどネ。

また来年、さかもとさんの山スキーに参加したいな。

Tuesday, June 12, 2007

みやぎ蔵王 山スキー (後烏帽子岳)

2007年2月25日(日)

みやぎ蔵王えぼしスキー場を使って、後烏帽子岳に登って滑りました

もう時間が経っちゃったけど、記録しときます。


山スキーの会のベテランおじちゃんたちとの山スキー。雪は少なめでカリカリだったけど、天気はサイコーだった!!

2月24日(土)の夜に東京を車で出発!東北道をぶっとばして、みやぎ蔵王のスキー場近くの「ペンションレインボーヒルズ」に夜中に着き、おっちゃんたちと雑魚寝。ぐーぐー。

2月25日(日)は朝から快晴のいい天気!
でも、最初登る予定だった不忘山は、稜線に雪煙が舞っていて、とっても風が強そうだったので、急遽コースを変更!
みやぎ蔵王えぼしスキー場のかもしかリフトの終点まで上り、後烏帽子岳を目指すことにした。

天気は良くて、楽しいコースだったんだけど、とにかくおっちゃん達のペースが速い速い!!
オイラ、ヒーヒー言いながらついていくのがやっと。なんなんだ、このおっちゃん達の体力は・・・。

あ、この日は、一応予備シールも持ってきたよ。買ったばかりのG3のやつ。


後烏帽子岳山頂からはいい眺め!!

ちらっと写ってるのが、おいらを連れてきてくれたおっちゃん達ダヨ!

後烏帽子からは蔵王山岳会小屋を目指して快適にダウンヒル!のつもりが、雪が少なくてしかもカリカリで、そして急な坂でブッシュだらけで、途中はスキーを外して担いで降りたりした。
ただ、鞍部までツボ足で降りてから、後烏帽子を見上げると、何とか滑れそうなバーンが見えて、「あそこなら滑って降りれたかもなー!」とみんなで悔しがりました。
まー、予期しない大変なことが起こるのも、面白いんだけどね。


蔵王山岳会山小屋付近はこんな感じ。雪が積もった森の中で、静かで気持ちよかった。

蔵王山岳会山小屋から股窪というとこまで少し滑り降りてから、もっかいシールをつけて屏風岳北尾根を登って、また股窪に滑って遊んだ。ここは一瞬、パウダーを楽しめた!!

そいで、あとはみやぎ蔵王えぼしスキー場まで滑り降りて、遠刈田温泉神の湯でひとっ風呂浴びて(ここがとんでもなくいい温泉だった!地元の人たちの温泉だったんだけど、お湯は素晴らしく、建物のつくりもとっても面白くてホントにホントにいい温泉だった!!!)、東北道、磐越道、常磐道を経て東京まで戻った。

難儀したところがあったし、ハイクアップのときはみんなのペースについていくのがやっとで正直バテバテだったし、パウダーはあんまり堪能できなかったけど、全体としてエキサイティングで楽しい山スキーでした!!


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Friday, June 08, 2007

天神平-谷川岳-蓬峠-清水峠-清水集落

2007年6月2日(土)-3日(日)
天神平から清水峠まで歩き、謙信尾根コースを使って清水集落に降りてみたよ。
天気サイコーで、すっごく楽しい山でした!


初日は、ちょっと寝坊してスタートが遅くなったんで、ロープウェイとリフトを使っちゃいました。
ちょびっと雲が多いけど、なかなか気持ちが良い。
トマの耳には結構人がいたけど、オキの耳は静かでした。

今日は蓬ヒュッテに泊まったんだ。素泊まりの予定だったんだけど、夕ゴハン作りを手伝う代わりに宿泊費タダ、しかも夕ゴハン付きにしてくれた!というか、今年から新しく小屋番さんになったMさんが、ちょっと不慣れで戸惑ってたのをヘルプしたって感じなんだけど・・・。
今日のお客さんは、おじさん4人組と、女の人3人組と、オイラの計8人。
メニューはカレーと、たまねぎサラダ。たまねぎサラダなんて適当だよ。去年の小屋番さんが残していた缶詰とマヨネーズと、カレーづくりで余したたまねぎを組み合わせただけ。
でもみんな心の広い人たちだったんで、「ゴハンが硬い!」とか、「肉が少ない!」とか言われずに済んだ。そしてカレーもサラダも完食してくれた。なんか嬉しかった。

夕方になっても風も無く暖かくて穏やかな日だったんで、夕ゴハンの後、19時ごろまでみんなで小屋の前でのんびりだべりながらお酒を飲んだり焼いたホッケを食べたりしました。
おじさんたち、ご馳走さまです!


そして2日目
みんなは馬蹄形をやるので白髪門まで行くというので、朝5時ごろには出発していた。
でもオイラは、清水峠で降りちゃうし、バスの時間から逆算してのんびり7時に出発。
最初はガスってたんだけど、10分くらい歩いて「謙信ゆかりの道」への分岐まで来たら、パアッと晴れてきた!

昨日よりさらに青空!特に新潟側がよく晴れタヨ。
オイラ、武能岳~蓬峠~七つ小屋山~清水峠の稜線コースが日本一大好きかも

あと、JRの送電線監視小屋のデザインも好き。
多分豪雪対策なんだろうけど、とってもいい感じだよね。赤い色が緑の葉と白い残雪に映えてうつくしか~。

 謙信尾根は、清水峠からのトラバースが思いの他荒れていて少し難儀した。
 でも、尾根に出てからは結構快適。
 人があんまり歩いていないせいか、登山道のど真ん中にも花が一杯咲いていて綺麗かった。
 あちこちにカタクリの群落もあったし。
これは、多分タムシバ。真っ白な花びらと青い空!爽やかをビジュアル化してみました!って感じ。
ウツクシかね。
 今回の山は、99%文句無しだったんだけど、最後の最後にちょっと難儀。
 謙信尾根コースは、登川本流の渡渉に注意!というのは、どんなガイドにも載ってるんだけど、正直、オイラ、もう雪渓も小さくなってるし、この2,3日いい天気だし、結構簡単に渡れると思ってたんだ。
ところがさ、この写真だと浅そうに見えるけど、実際は50cmくらいの深さは余裕であって、しかも激流に近い流れの速さで、うかつに渡ると途中でコケてそのまんま流されていきそうな感じだった。
 実際、最初にアタリをつけて渡ろうとしたところは、3歩目がどうしても出せなくて一旦引き返したし。
 100mくらい上流まで河原を歩いていくと、比較的川幅が広くて、しかも傾きがゆるい(つまり、浅めで流れも緩め)のところを発見したんで、そこを必死で渡った。
もう下半身びっちょびちょになったんだけど、今日は晴れてて結構暑かったんで、逆に気持ちよかった。ヤレヤレ。
やっぱ、雪解け時期は晴れてても水量はハンパじゃ無いね。
 あとは林道をひたすらテクテク清水集落へ。ちょっと暑くてバテた。
 清水から、1日に3本しかない六日町行きのバスに乗ってJR六日町駅に行き、上越線の水上行きに乗って土合に戻り、停めてあった車で無事帰りました。
もちろん帰りに温泉に入ったよ!
 天気も良かったし、小屋の手伝いもできたし、初めてのコース(清水峠~清水集落)も歩けたし、大充実の山でした。
 蓬ヒュッテは、1人で荷揚げもご飯作りもぜんぶやってる小屋なんで、要予約!
 また泊まりに行こうっと。







Thursday, June 07, 2007

涸沢~北穂高

2007年5月11日~12日
GWの次の週末に涸沢でテント泊して、北穂高に登ったよ!!

GWは混雑する涸沢も、1週間遅くなると静かで落ち着いた感じ。天気も良く、風も無くて最高のテント泊日和だったよ!2日前に新雪が降ったんで、真っ白な雪が積もってるんだ。

 北穂高に登ったけど、最初間違って大キレットの稜線にでちゃった。岩ヤさんたちのパーティが先行していて、ついつられちゃったんだよね。焦ったよ!!超急斜面をもいっかい降りて、ちゃんと北穂高小屋のほうに登り返しました。稜線に出たときの冷や汗感は、未だに忘れられましぇん!

北穂高山頂からは、槍もくっきり見えました!


ものすごく楽しかった!!今度は奥穂高に登りたいな

Monday, January 22, 2007

かぐらスキー場

1/21
友達と、友達の友達2人と一緒にスキー(さー、合計何名でしょう? 答えは4人)。
友達の友達2人は韓国人。ジヘさんとジュヨンさん。アンニョンハセヨー。
2人は日本のスキー場を体験したいとのことで、一緒に行くことになったのだ。

オイラが家を出たのは朝(とゆうか夜中)の2時半!そいで首都高をばびっと行って、3人を迎えに行った。なぜか東京タワーが下半分しか電気が点いてなかった。省エネ?

そいで、美女木JCTと大泉JCTを経由して湯沢ICを出たのが7時ごろ。かぐらスキー場到着は7:30頃。
ジヘさん達のウェアや道具(スノボ一式)をレンタルして、ロープウェイで上がったのが8:30くらい。
まずやったのはビールとチューハイを雪に埋めること。
ジヘさん達は、午前中はスクールでスノボを習う予定。スクールの受付が始まるまで、スクール前のゆる~いとこで練習。立つ練習とか、ずりずり滑る練習とか。
オイラ、一回だけスノボを試したことがあるんだけど、そのときのことを思い出しちゃったよ。
どうやってバランスを取るのかが全然わかんなくて、あっという間に転ぶんだよね。
天気はうす曇で無風。レッスンを受けるには最適!先週と全然違う!

ジヘさんたちをスクールに預けて、友達Kとレッツゴー!Kはスノボ。
田代エリアの方まで行けるだけ行って戻ってくることにした。すると多分昼になるだろうと。

AMはずっとリフトに乗ってるか、滑ってるか。
感想①→田代エリアの真ん中辺にある非圧雪のとこが一番面白かった。チャレンジバーンとかいうとこ。

感想②田代湖は、何か池っぽかった。

お昼にスクールのとこに戻ったら、ジヘさん達は特訓の真っ最中。
スクールは12時までだというのに、12時直前にリフトに乗せられている。
アララと思ってたら、結局12時半くらいにやっと終わった。
ジヘさんはおしりがビチョビチョ。Kのタイツと、オイラのオーバーパンツを貸すことにした。
オイラは普通のパンツだけになっちゃうけど、今日は結構あったかいし、転ばなきゃいいか。

ランチは、ロープウェイ降り場横の多角形のカフェテリア。ここの中華はうんまかった!ボリュームもたっぷり!!!

午後は2人を連れてゴンドラまで行った。
ジヘさんは足が痛くなっちゃったみたいで、もう滑る気が無くなってる。ゴンドラの始発駅で待つといってる。
オイラとKは、スノーバイクを借りた。30分300円!これ、ちょっとバカっぽいけどやってみたかったんだ。
ジュヨンさんはスノボで滑る気満々。なので、ジヘさんに待っててもらって3人でゴンドラに乗った。
ゴンドラを下りたのが15時15分くらい。
いつの間にか青空が広がってて、真っ白の谷川連峰がくっきりと見えて、夢みたいにきれいな景色だった!うっとり。
そこからスノーバイクで滑ったんだけど、イヤー大変だった!
レンタルするとき、滑って下りてきた人たちにどんな感じだったかを聞いたら、「こんな危ないものに乗っちゃイカンです!」って言ってたけど、ホントだ!
結構これ、重いんだよね。スノースクートってやつなんだけど。
そして、ブレーキが付いてなくて、どうやって減速するのかがわかんないのさ。
おまけにレンタルのときにも、操縦について何の説明も無し!なんて乱暴なんだ!
で、とにかく乗ってみたんだけど、難しかった~!

重いせいか、スピードがすごく出る。
遅いときは、片足で雪面を削るようにしてブレーキをかけられるんだけど、スピードが出るとそれも効かなくなる。そして、ぶっ飛ばされるようにひっくり返って停まる。あぶねーあぶねー。

でもだんだんコツがわかってきた。結構思い切って舵を切っても良さそう。
そして、エッジを効かせると減速することもわかってきた。
すごく急なとこは、座っちゃってそりみたいに滑ればいいし。 だんだん楽しくなってくる。

で、Kとわーわー言いながら滑り降りた。
ジュヨンさんも頑張ってスノボで降りてる。ゆっくりゆっくりね。

ゆっくりなものだから、ゴンドラの始発駅に着いたのが16時半くらい。ジヘさんを1時間以上も待たせてしまった。 ゴメーン。
スノーバイクのレンタルは15時半までだったんだけど、もうゴンドラは営業が終わってたし、こっそり返したら何も言われなかった。
ロープウェイ連絡リフトからロープウェイまでも、結構距離があるんだよね。
ここで大事件発生!ジュヨンさんが携帯をコースで落としたらしい!いっぱい転んでたもんなー。
事務所に電話したけど、届いてないらしい。でも、最後に従業員がコースを見ながら降りてくるらしいので、希望はあるって。
携帯が見つかることを祈りながらゆっくりゆっくり降りた。
ジヘさんはずっと歩いて降りたし、ジュヨンさんもゆっくりだから、ロープウェイに着いたのが17時近く。薄暗くなってきて、もう営業終了間近。
ロープウェイには、最後のお客さんが乗った。従業員も10人以上乗り込んでくる。だれか携帯を拾ってくれてたらいいなー。
駐車場に着いたらもうかなり暗い。オイラ以外の3人がレンタル品を返しに行った。事務所にも寄ってくるって。
オイラはみんなの荷物を車に積んで、スタンバイ。
暫くしたら3人が帰ってきた。携帯が見つかったって!ジュヨンさん、良かったねー!

で、疲れてた2人も元気を取り戻して宿場の湯に行った!
お風呂に入って出たらもう18時半くらい。さすがに眠くなって30分くらい寝てたらみんなお風呂から上がってきた。
ここでガス代や高速代を清算したらおなかが空いて来たから、宿場の湯にくっついてるお食事処へ行った。
ここが大当たり!ラーメンや親子丼と一緒に、トムヤムクンやバジル炒めなんかのタイ料理がいっぱいメニューにある。
オイラはグリーンカレーにした。グリーンカレーうどんというのもあってちょっと魅かれたけど、普通にゴハンにした。
ちょっと混んでて結構待たされた。厨房にはおっちゃんと、若めの奥さんの2人。奥さんはくっきりした顔立ちで、もしかしてタイのお方?綺麗だったよ。
2人はほぼ無言だけど阿吽の呼吸で息ぴったり。次々と料理をつくっていく。
待ってる間、売店コーナーにあったタイのピーナツのお菓子をポリポリ。これも美味しいっす。
30分くらい待たされて、やっと来た!ワーイ!頂きまーす!
グリーンカレーは美味しかった!ちょっとしょっぱかったけど(でもあとから喉は渇かなかった)、ものすごく本格的な味!イヤー美味しかった!さすが魚沼で、お米も水も美味しかったし、ここの食堂、最高!

で、20時ごろまでのんびりしてからいよいよ帰路についた。

帰りはずっとオイラが運転してたんだけど、やっぱ3人を乗せてる緊張感のせいか全然眠くなんなかった。
最後、美女木JCTで首都高に乗り損ねたのがちょっとした失敗だったけど、川口JCTから首都高に入れたのでまあヨシとしよう。
で、東池袋ICで降りて、大塚駅でジヘさんを降ろし、「お疲れサマー!」、下道を行って浅草橋でKとジヘさんと別れた。「お疲れサマー!ちゃんとストレッチするんだよー!」。で、本町ICから首都高に入りなおして、バビっと東京タワー横や新宿高層ビルの横を飛ばして(BGMはアンダーワールド。サイコー!)、家に着いたのが0:00。
イヤー、今日は22時間フル活動した。半分はゲストの接待だったけど、国際交流できたし、天気は良かったし、大充実だった!首都高はお初だったにしてはちゃんと運転できたし、ぐるぐる回らずに済んだし(ちょっと危なかったけど)、自分お疲れ様!今日はよく頑張った!

おまけ 
 1/13のかぐらスキーツアーの写真のCDロムが届いた。1200円したやつ。でも見てみたら、おいらの滑ってる写真が一枚も無いよ!あんなに華麗に滑ってたのに、スキーを漕いでる写真しか無い。1200円返せー!もっとちゃんと写せー!

Sunday, January 14, 2007

2日連続神楽ヶ峰

諸般の事情で2日連続で神楽ヶ峰へチャレンジ!

山スキーの初級というか、入門コース。アプローチは両日とも同じで、かぐらみつまたスキー場のみつまたロープウェイから、ゴンドラとリフトを乗り継いで出来るだけ上まで登る。一番上のリフトは春しか動かないので、上から二番目のリフトまで乗る。

そこから、たしろ連絡コースへの入り口脇に取り付き(というか、踏み込み口)がある。
ボーダーの間でバックカントリーがすごく流行ってるらしく、次々とスノーシューを履いたボーダーたちが山に入っていく。

で、ここからレポート
1/13(土)
 とあるガイドツアーに参加。おいら以外はみんなボーダー。ガイドもボーダー。ちょっと寂しいけどま、いいか。天気は雪&風。麓でこうだから、明らかに山の上のほうは吹雪いてる感じ。でも、これくらいの天候はいつものことなのでGOとのこと。ヨシ行くぜ!
 取り付きのところで、ゾンデ棒とビーコンのレクチャー。これこれ!半分はこれ目当てで参加したようなものだから(おいらの入ってる山スキーの会でもビーコン講習会をしたけど、お座敷でだったもんなー)。ビーコンは、初期捜索は思い切ってずんずん行ったほうが良いらしい(おいらの感覚として)。そして、誘導法で荒々の場所を決めて、最後の特定を直角法でやるという方法を教わった。これなら探しやすいかも。
 さて、風雪の中、神楽ヶ峰へGo!コルテックスのシールは新品でも糊が薄くてぺらっとはがれてしまうことがあるとの情報だったので、一昨日に塗りなおしてある(純正の糊は店頭に無かったので、ブラックダイヤモンドの糊を使用)。しっかりくっついてます!
 春だけ動くリフトの降り場まで、最初は針葉樹の疎林の中、途中から少し開けて少し急な坂を登って行った。朝から散々歩かれたらしく、トレースがくっきり。ガイドはゆっくりペースで歩いてくれるので、殆ど疲れず歩けてる。
 それにしても吹雪で視界が無いのと、吹き付ける雪が冷たいのが大変。
 今日は天候も悪いので、リフト降り場で昼食にして、そこから滑り始めることにした。実質30分くらいしかハイクアップしてない。ちょっと物足りないけど、ま、初日だからこれでいいか。
 下りは、リフトの柱沿いにしばらくバフバフの新雪を滑った。最初の3ターン目くらいでコケて、スキーが外れて、ちょっと探すのに手間取って参った。リーシュをつけたほうが良いとの助言。ハイ、ちゃんと買います。
 雪質は、やや湿り気のあるパウダー。8日の天神平と似た感じ。新雪の深さも似た感じ(30cmくらい?)で、天神平で練習した甲斐があり、こけた後は結構いい感じに滑れた。やっぱ、思い切って体を浮かせてからぐーっと沈み込みつつ回転させるのがいいんだなー。それと、「雪に遊んでもらう!」というスタンス。
 リフトの柱の下から、少し右へ右へとトラバースして行き(歩きも入って、ボーダーにはやや辛そう)、最後はブッシュが多いところでブッシュの練習をしてからゲレンデコースに出た。オイラ以外のボーダーの参加者はかなり転んでいて体力を消耗していた。オイラは自慢じゃないけど、まともに転んだのは最初の方のスキーが外れちゃった1回だけで、あとは2回ほどパタンと斜面に倒れこむ転び方をしただけで、殆どダメージ無く、体力の消耗も無く、滑り終えることが出来た。
 とゆうわけで、3時半頃駐車場で解散。
 さー、オイラは明日もここでスキーツアー。で、翌日までこのように過ごしました。
 16:30頃まで 今日の後片付け、車の中でおやつを食べながら一休み
 17:00 「宿場の湯」まで車で行って、温泉にのんびり浸かり、畳の休憩室で19:30までうとうとゴロゴロ。あと、北尾トロの「危ないお仕事」を読んだり。
 19:30 温泉を出て、湯沢まで車を走らす。目標はコンビニ。除雪センター側のセブンイレブンで週刊誌を立ち読み
 20:00 もう一軒コンビニに行こうと思って、ひたすら国道17号を北に向かって走る。すぐにあるかなーと思ったら、全然コンビニが無いよー!石打まで行ってやっともう一軒セブンがあったので、そこで軽く立ち読みしておやつを買って引き返した。かなり吹雪いてる。ナイターの照明で、周りの山もボーっと光ってて綺麗。雪景色はいいなー。
 21:30 みつまたステーションに戻ってきた。車を仮眠所に近いところに駐車し、お泊りセット(ポーチやら着替えやらタオルやら)を持って仮眠室へ。先客は2名。ご夫婦かな?その2人とちょっと離れたところに持参したフリースの毛布を敷き、横になって仮眠室の毛布(大きくて立派!あったかい!)をかぶって寝た。結構あったかかくて静かでよく眠れそう。このあと、朝まで結構人が泊まりに来た。でも、すっぽり毛布をかぶって寝てたので、あんまり気になんなかった。

そして、1/14(日)デス!
 6:30 ロープウェイが7:00スタートなので、6時くらいから仮眠室がザワザワしてくる。オイラはもっとゆっくり出来る時間の余裕があったんだけど、なんか一人でずっと毛布をかぶってるのも変なので起きることにした。
 起きた後は顔を洗ったり歯を磨いたり着替えたりしてから車に戻った。夜の間にも雪が積もったので、車は真っ白!
 車の中で朝ごはん。パンとコーンスープ。やっぱ自分の車があるっていいなーとしみじみ実感。
 8:40 今日の仲間のおっちゃん達がバスにのってやってきた。今日のリーダーはUMさん。そのほかはベテランのSさんとNさん、やや初心者のUEさんの合計5人。よろしくお願いしまっす!!
 おっちゃんたちが着替えたりいろいろ準備をしたので、出発は昨日より遅くて9:30頃になった。そいで、取り付きに着いたのは10:30頃かなー。早速シールをつけたりビーコンをつけたり準備。昨日も来てるので、取り付きの場所をさくっと教えてあげたり、ビーコンは上着の下につけるということがわかっていたり、いろいろ収穫がある。
 一列になって出発!いきなりNさんがシールを取り替えてる。最初につけたシールがイマイチだったらしい。
 登り口の近くではガイドツアーがビーコン講習をしている。おいらも昨日はお世話になったよ。
 山スキー5人組ってちょっと珍しいせいか(ベテランぞろいに見える?)なんか視線を感じる。今日は全員山スキーなので、疎外感が無くて昨日より楽しい感じ。
 昨日と全く同じコースをリフトの降り場まで行く。そしてそこで休憩。天気は、下のほうは良かったんだけどこの辺りは風が強くて昨日より少しだけましってレベル。このまま天候が良くならなければ、中尾根を行くとのこと。
 昨日と違うのは、ここからさらに登るということです!聞いていた通り広くて開放感のある斜面を登っていく。所々にピンクやオレンジのリボン(ホントのまばらにだけど)。ジグを切って登っていきます。快調快調。
 そして、ちょっと高くなったところについた。そこから右に方向を変えて尾根を行く。すると、UMさんが「何か変だなー」と言った。どうも、地形的に中尾根の方じゃ無いらしい。
 ちょっと高くなったところに戻り、地図で確認。どうもここが神楽ヶ峰のピークっぽい(風雪のせいで視界が悪く、景色から判断できない)。来過ぎちゃったみたい。中尾根に行くには少し戻る必要がある。
 時間が11:30頃だったので、ここで昼食にしてから中尾根に行くことになった。パンおいしい。ココアおいしい(テルモスに、ペットのホットココアを入れてきた)。そしておかきの醤油揚げ超美味しい。
 昼食後、出発!左へ行くようにすると、中尾根が見えた。そっか!昨日、ガイドに「あっちも滑れるんですか?」て聞いた方向だ。ガイドは「あっちは、尾根を滑ったりします」って言ってたけど、まさにそこを今日滑るんだ!
 で、少し登り返して(シールをはずしちゃってたので、もっかい付けた)、やっと中尾根!先客のトレースはあるが、ほぼ手付かずの斜面!
 そこからは細かく停まりながらもひたすら滑った!今日も滑りは調子いい!UMさんは自己流っぽいけど転ばずに滑る(うちの父ちゃんそっくりの滑り方)、Sさんは少し強引なターンだけどうまい!一回も転んでなかった。Nさんはぎこちないけど転ばずに滑ってる。UEさんは「私はすごく転ぶんです」って言ってたけど、ホントに転びまくってた。あれじゃ疲れるだろうなー。あと、難しいところには行けないだろう。おいらは、自画自賛じゃないけど、Sさん並、or自然な滑りということではみんなの中で一番うまかったのでは無いかと思いました。でも、そう思うと雪に転ばされるので、今日も「雪に楽しませてもらう」気持ちで向かい合ったよ。
 最後はうまいことゲレンデに出れて終了。ここまではおいらにとっては欠点無しだったんだけど、このあとにポカを2つやっちまった。少し時間と余力があったので、一回リフトに乗ってゲレンデを滑ったんだけど、降りるコースを間違えたのにき付いて、途中で強引に林の中を降りたら木の枝にスキーを取られて転んだ。あそこから脱出するのは大変だったー。
 もう一回は、ロープウェイの下りチケットを買う必要があって先に下りたんだけど(みんなは一日券)、これまた降りるコースを間違えたり、チケット売り場を勘違いしたりして、みんなを待たせてしまった。トホホ。

 帰りの関越は、なぜか鶴ヶ島JCT手前で渋滞してた。それ以外は順調。あと、途中で激ねむくなってマジに事故を起こしそうになって、PAで30分爆睡して回復。
 
 でも、2日間事故無く帰ってこれて良かったよ。

◆得られた有益な情報
1.山スキーで深い新雪を滑り降りるときは、リーシュをつけよう
  →1日目の夕方に、早速売店で買ってつけたよ。スノボ用のびよーんと伸び縮みするやつを買って、工夫して付けた。吾ながらかっこよく付いたよ。
2.予備のシールを持ったほうがいい
  →シールがスキーに付かなくなったらアウト。しかも、はがれてしまって雪が付いちゃうともうその日は使えなくなる可能性大。今シーズンは糊がちゃんとしてるからいいとしても、お金の余力があるときに予備シールを買っておこう(今度は毛足が長くてテールでも留めるタイプにして、今のコルテックス張り流しと使い分けようかなー)
3.シールトラブルのために、テープを持っていこう(ビニールテープがいいかな)

◆練習できたこと
1.雪道の運転
  →シフトのアップダウンがホントに重要。今回かなり練習できた。
2.ビンディングの取り扱い
  →ヒールロックのかけ外しや、クライムサポートの調節をストックで出来るようになった。
3.ビーコンの取り扱い
4.ゾンデの取り扱い
5.神楽ヶ峰の地形や下り方
 →ここはリフトを使って行きやすいところだし、雪量も豊富だし、ICからも近くて便利なので、これからも活用しよう。

◆つくづく思ったこと
 やっぱりスノボよりスキーのほうが万能というか、機動力が断然ある!登りの時や、ゆるい傾斜で転んだときのスノボの無力さといったら無い。確かにスノボには滑ってるときの浮遊感やドライブ感がかなりあるんだろうけど、スキーでも新雪の浮遊感を十分楽しめるし、スノボ並の快感は得られている気がする。とにかくいざというときの小回りもスキーのほうが効くし、もう以前のようにスノボを滑れるようになりたとはあまり思わないなー。ガイドツアーのスノボおねーちゃん(かなり転んでた)も、「スキーの方が楽しめそう」って言ってたしなー。